Interviews

リサーチ
調査本部

M. Munakata

バイスプレジデント

環境情報学部卒

「正確な業績予想」を目指し
「量」と「質」の伴った
多種多様の情報提供を

入社動機Motivation to Join the Company

大学では経営学を専攻していましたが、ゼミで取り組んでいた「企業の経営戦略を分析し、分析結果をゼミ生同士で発表・議論し考察を深める」という手法に面白味を感じ 、「企業の経営分析」と「意見発信」、両方の側面を持つ職種に従事したいと漠然と考えていました。そんな中、就職活動を通じて「企業の業績や株価を客観的に分析・予想し、更にはその意見をレポートやミーティングを通して投資家に伝える」セルサイドアナリストという職種を知り、志すに至りました。中でもシティの調査本部は、(1)新卒採用実績が圧倒的に豊富で、若手に積極的にチャンスを与える風土がある、(2)グローバルでのプレゼンスが高い、という2点から魅力的に思え、シティへの入社を決意しました。

キャリアステップCareer Step

入社後、約1ヶ月間のシティグループ全体の新卒研修を経て、株式調査部へ配属されます。株式調査部に配属されてからは、まず、ジュニアアナリストとして上司(シニアアナリスト)の分析作業を手伝いながら、上司の担当企業の取材、投資家ミーティングへの同席を通じて、アナリストに求められるスキルセットの習得に励みます。その後、独り立ちの準備が整い次第、自らがメインアナリストとして業種を担当し、調査やレポート執筆、投資推奨を行います。メインアナリストとしてデビューするタイミングはチームや個々の状況にもよります。私の場合は、入社後1年目と2年目前半は化学セクターのジュニアアナリストとして上司のサポートを行いました。そして2年目後半に鉄鋼セクターを上司と共に立ち上げ、3年目に鉄鋼セクターのメインアナリストに昇格しました。

業務内容Business Content

セルサイドの株式アナリストとは、特定業界(例えば鉄鋼業界)の複数企業の業績動向を予想し、各企業の株価が今後どのように推移するかをレポートとしてまとめ、世界中の投資家に投資推奨を行う仕事です。「アナリスト」と聞くと、調査研究に充てる時間が多い印象を持たれるかと思いますが、レポートにまとめた投資見解を、ミーティングやメール、電話を通じて投資家へ発信するのも重要な仕事です。また、年間に複数回、北米、欧州、アジアなど海外の主要投資家を訪ね、投資期間、投資方針などニーズに応じた投資推奨を行います。

仕事のやりがい・醍醐味Rewarding

自分が行った投資推奨や提供したアイディアが、投資家のパフォーマンスにつながり、喜んでいただけた際にやりがいを感じます。加えて、担当業種や担当企業の転換点をいち早く発見し、分析した上で投資家にアイディアを提案するのも、醍醐味の1つだと感じます。特に、シティは鉄鋼業を担当するアナリストが世界各地におり、グローバルでのニュースや情報を入手しやすいとうい強みがあります。そのため、他地域で日本ではまだ着目されていないような事業環境の変化があった際には、他地域のアナリストとディスカッションを行い、日本の鉄鋼・非鉄業界への影響を予想することも多々あります。こういった大きなスケールでの情報のやりとりは、グローバルリサーチフランチャイズを持つシティならではとも言え、やりがいを感じます。

今後の目標Future

短期的な業績動向を踏まえた投資アイディアの提供だけでなく、シティのグローバルリサーチ体制を活かした業界俯瞰的なレポートの発行など、投資家のニーズに合わせて多種多様な情報提供を行えるアナリストになりたいと考えています。また、最終的には、鉄鋼業界に多少なりとも貢献できるアナリストを目指したいと考えています。当面は、担当企業の拡充、業績予想の精度向上、タイムリーな情報提供、より深い製品知識や業界知識の体得などを目標としています。

学生へのメッセージMessage

長い人生の中で、「新卒」という立場で企業と接点を持つ機会は一度きりしかありません。悔いの残らない就職活動にするためにも、フットワーク軽く様々な企業と接する機会を持っていただければと思います。その中で少しでもセルサイドアナリスト、シティグループ証券に興味を持っていただけたのなら、ぜひセミナーや選考に参加していただき、シティの調査本部の魅力を肌で感じていただきたいです。採用活動の場で、皆さんにお目にかかれる日を心待ちにしています。

一日のスケジュールSchedule of the Day

毎朝6時半頃に出社します。鉄鋼・非鉄セクターはグローバルに幅広く企業が存在する上、鉄鋼や非鉄金属市況によって株価が変動するため、夜間に発生したニュースや、市況動向を確認します。その後、7時15分頃からセールスとのミーティング(朝会)に出席し、投資アイディアを紹介します。朝会の後は、投資家へ電話し、アイディアをお伝えしたり、ディスカッションを行います。日中は、担当企業への取材や、投資家とのミーティングを行うなど、外出する時間が多くなります。夕方以降は、レポートの執筆や、調査対象銘柄拡充に向けた調べ物など、比較的自由に調査業務を行うことが多いです。退社前には、現在取り掛かっている仕事、今後取り掛かる予定の仕事を整理した上で明日行う予定の業務を大まかにスケジューリングするなど、翌日スムーズに業務を開始するための準備を行います。